ブランドイメージを守るため、できるだけ持っておくことをお勧めしています。
ロゴのガイドライン(レギュレーション/マニュアルなどとも言います)とは、ロゴの正しい表記の仕方、色、最小表示サイズ、ロゴの周りに設けなくてはいけない余白(アイソレーション)など、ロゴをWebサイトや印刷物などで使用していく中で守っていかなくてはいけないルールを取り決めたものです。
そもそもこのガイドラインで使用に際してのルールが決まっていないと、ロゴに縁取りを付けられてしまったり、文字が読めないくらい小さなサイズで出力されてしまったりすることで、ブランドイメージを大きく損なってしまうことにもつながりかねません。
ガイドラインは可能であればロゴを制作する際に併せて作成されることをお勧めしています。
ガイドラインの記載内容は主に以下のような事項です。
・ロゴの種類
・ロゴのカラー
・最小表示サイズとアイソレーション(余白)
・使用禁止例
・背景色との関係
・イメージ背景との関係
おおまかに分けてこういったカテゴリでまとめられていますが、一つずつかんたんに説明していきます。
シンボル+ロゴタイプ(文字)のロゴの場合は縦組みと横組みなど、ロゴを使用する際の基本的な形状やその大きさの関係などの決まりが記載されています。
誤ったカラーやトーンで使用されない為に、指定されたカラーコードや特色(DICやPANTONEなど)の場合は品番などが記載されています。
正しい色で使用されることで、ブランドカラーやイメージを損なうことがなくなりまます。
ロゴを使用する際にきちんと視認されるサイズや、ロゴの周囲に設けなくてはいけない余白を定義したページです。
最小表示サイズを決めることで、ロゴが視認できないくらい縮小表示されたり、アイソレーション内に別のデザインが入り込みブランドイメージが損なわれるのを防ぎます。
上記の基本ルールのほか、ロゴを使用する上で縁取りや傾きなど、禁止されている表示について記載されています。
種類やカラー、余白以外にもも、ロゴが適切では無い改変がされないように決められたルールです。
使用禁止例にも一部含まれていますが、ロゴにカラー背景やイメージ背景を敷く場合に、ロゴもしくは背景がどれくらいの濃度であれば表示が可能かというルールが記載されます。
ガイドラインはロゴ、ブランドのイメージを守るために必要なものです。
ロゴが正しく、適切なシーンで使用されるよう、ガイドラインは可能な限り用意し運用していけると良いですね。